診療案内SERVICE
当院で行っている診療等
適応障害・うつ病
- 気分が落ち込む
- 何もしたくない、何も楽しめない
- 食欲がなく、やせてきた
- 眠れない、または寝すぎる
- 疲れやすく、やる気が出ない
今まで好きだったことが楽しめない、何に対しても興味がわかない、気分が落ち込むなどの精神的な変化や、眠れない、食欲がないなどの身体的な症状がある場合、適応障害やうつ病の可能性があります。
適応障害もうつ病も治療ができる病気です。「うつかもしれない」とご心配な方は、お一人で悩まずにお気軽にご相談ください。
双極性障害(躁うつ病)
気分が落ち込む「うつ」状態と、気分が高揚しすぎる「躁」状態を繰り返す病気です。
【うつ状態の時の症状】
- 気分が落ち込む
- やる気がでない、喜びを感じない など
【躁状態の時の症状】
- 爽快な気分で、動き回ってしまう
- 自分は特別で、
何でもできる気がしてくる など
まるで別人のように、両極端な気分の状態を繰り返すことが特徴です。原因ははっきりしていませんが、遺伝が関与していると考えられています。
躁状態では気が大きくなりすぎて散財したり、人間関係を壊したりすることがあり、うつ状態の時に激しく後悔してますます落ち込んでしまいます。
躁状態の時にはご本人は気分がよく病気を自覚しにくいですが、社会的信用を失う前に周囲の人が気づいて治療につなげてあげることも大切です。
治療はその時の状態に合わせた薬物療法が有効です。また、ご自身で病気を理解し、病気を再発させないようにコントロールできるようにサポートしていきます。
睡眠障害
- 寝つきが悪い
- 夜中に何度も目が覚める
- 一度目が覚めると、なかなか眠れない
睡眠に問題を抱えている状態で、倦怠感から日中の活動にも悪影響が出てきます。
睡眠障害には布団に入ってもなかなか眠れない「入眠困難」、夜中に目が覚めて眠れなくなる「中途覚醒」、早朝に目が覚めて眠れなくなる「早朝覚醒」の3タイプがあり、複合タイプの方もいます。
心身に問題がない場合には「不眠症」として、生活指導や薬物療法などを行っていきます。
不安障害・社交不安症
- 人に見られていると、
恐怖や不安を強く感じる - 人前で恥をかいたり、
否定されることを極端に恐れる - 人前に出ると顔が赤くなる、
声や身体がふるえる、汗が出る - 社会的場面を回避するあまり、
社会生活に支障をきたしている
人に見られている場面で恐怖や不安を強く感じる場合、性格の問題ではなく病気の可能性があります。この病気は治療ができますので、まずは当院へご相談ください。
人と関わることを避けるあまり、不登校になったり、ひきこもりになったり、アルコールに依存したりと社会生活に支障をきたしてしまう方も少なくありませんが、どのタイミングであっても治療を開始することができます。
パニック症
- 胸がドキドキする。
- 汗が止まらなくなる
- 手足や身体がふるえる
- 息が苦しくなる、
のどがつまる感じがする - 胸やお腹が痛い、吐き気がする
パニック症には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」という3大症状があります。「パニック発作」とは上記のような症状が突然起きて、多くが30分程度で収まります。生涯に一度は経験する方も多いのですが、パニック発作が数日後に再発してしまう場合はパニック症と診断されます。
「予期不安」とはパニック発作を何度も繰り返すうちに、「また発作が起きるのでは」という強い不安を抱えてしまう状態です。さらに発作を恐れることで、人混みを避けるようになることを「広場恐怖」と呼びます。
パニック症は身体に異常は見つからないため、「理解してもらえない」と感じる方も多いでしょう。当院ではじっくりお話をうかがい、社会生活を無理なく送れるようにサポートしていきます。
強迫症
- 過剰に不潔を嫌い、手洗いを繰り返す
- ばい菌が怖くて
ドアノブやつり革などを触れない - 戸締りやガスの元栓を
何度も確認せずにいられない - 手順や配置に過度にこだわり、
その通りでないと気が済まない - 不吉な数字などを気にしすぎる
- 誰かに危害を加えたかもしれない
という考えが止められない
心配せずにいられない「強迫観念」と、特定の行動をやめられない「強迫行為」が見られる病気です。自分でも無意味とわかっているのにやめられず、日常生活に支障をきたしている場合は治療が必要です。
注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 仕事などでケアレスミスが多い
- 約束の時間に遅れたり、
忘れたりしてしまう - 締め切りに間に合わないことが多い
- 物を失くしたり、
忘れたりすることが多い - 片付けが苦手
- 会議中や授業中に落ち着かない、
じっとしていられない - 人の話をじっと聞くのが苦手
- 金銭の管理が苦手、
衝動買いをしてしまう
ADHDの患者さんは、仕事でミスが多い、人間関係がうまく作れない、自信が持てないといった困難に直面し、そのストレスから不安症やうつ病などの病気を抱えている場合もあります。
当院ではまず患者さんのお困りことをうかがい、一つ一つの解決法をご一緒に考えていきます。環境の整備、職場やご家族の協力によっても効果が期待できます。また、不注意や多動・衝動性を軽減させるために、薬物療法を併用することもあります。
※院長、副院長はコンサータ処方登録医です。
統合失調症
- 周囲から悪口を言われていると
感じる。 - テレビやネットで自分の情報が
流れていると感じる - 誰かに監視されていると感じる
- 幻聴や幻覚がある
約100人に1人の割合で発症するといわれています。特徴的な症状は幻覚と妄想で、実際にはないのに自分への誹謗中傷が聞こえたり、嫌がらせを受けているように感じたりします。ご本人には現実に思えるため病気を自覚しにくいですが、話していることが支離滅裂になったり、独り言が多くなったりして、周囲の方が異変に気づくケースが多いです。
早期治療によって早期回復が期待できますので、ご本人や周囲の方が異変に気づいたら早めに受診することが大切です。
自律神経失調症
- めまい、ふらつき、耳鳴り
- 腹痛、下痢、便秘
- 頻尿、残尿感 など
自律神経とは生命活動を無意識に調整している神経のことで、身体を活動的にする「交換神経」と身体を休ませる「副交感神経」から成ります。通常「交換神経」は昼間に、「副交感神経」は夜間に優位になりますが、過労やホルモンバランスの乱れ、強いストレスなどによって自律神経のバランスが崩れてしまうと、全身にさまざまな不調が現れます。
治療法は、まず自律神経が乱れてしまった原因を見つけることから始めます。
認知症
- 同じことを何回も聞いたり、
話したりする - よく探し物をしている。
- 同じものを何回も買ってしまう
- 大事なものをよく失くす
認知症にはいくつかの種類があり、最も多い「アルツハイマー型認知症」のほか、脳血管障害による「血管性認知症」、手のふるえや幻視など特徴的な症状がある「レビー小体型認知症」などがあります。「最近、もの忘れが多くなってきて心配」という場合は、お気軽にご相談ください。
心理検査
当院に通院中の患者さんのうち、主治医が必要と認め、本人も希望する場合、心理検査を受けることができます。月曜日・火曜日の午後、金曜日の午前中に実施可能です。詳しくは主治医にお尋ねください。
*心理検査WAIS-Ⅳを受ける日の診察には予約料15,000円(保険外併用療養費)がかかります。
*予約料については、厚生労働省「保険外併用療養費」についての指針に従い、「予約に基づく診療に関する事項」を満たすものであり、関東信越厚生局に届出をしております。
カウンセリング
当院に通院中の患者さんのうち、主治医が必要と認め、本人も希望する場合に限り、臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングを受けることができます。詳しくは主治医にご相談ください。
*カウンセリングを受ける日の診察には予約料(保険外併用療養費)がかかります。
予約料は成人外来通院中の方はカウンセリング45分間5,000円、30分間3,500円、青年期外来通院中の方は40分間4,000円です。
*予約料については、厚生労働省「保険外併用療養費」についての指針に従い、「予約に基づく診療に関する事項」を満たすものであり、関東信越厚生局に届出をしております。